紀州の南高梅も収穫期に入りました。
和歌山の梅の収穫は、
出荷用の青梅もぎ→梅干し漬け用の梅拾い
と移っていきます。
八百屋さんで見かける南高梅は、
まだ枝についている青い果実を手でもぎます。
収穫後、選別、出荷、輸送、と流れているうちに
成熟が進んでいくのであまり熟した物は
売場まで持たずに発酵してしまうからです。
梅干しメーカーが梅干しに使う梅は、
枝についたまま熟して、完熟したところで
ポトッと落ちたものを拾って使います。
そのために、梅畑には青いネットが敷いてあり、
落ちた実に傷がつかないようクッションになって受け止めます。
落ちた実は既に完熟しているので、塩漬けまでは
時間との戦いです。
その日のうちに選別、洗浄して塩漬けにします。
そのため、紀州の梅干しは皮が薄く柔らかいのです。
梅干し専門店うめ八にも紀州からりっぱな梅が届きました。
早速梅干しを漬けました。
次に届く梅は味噌漬けにしようと考えています。
他にもしょうゆ漬け、梅酒、梅シロップ、梅ジャムなど、
ご家庭で作れる梅製品は色々ありますので
年に一度の梅の収穫時期にぜひ挑戦してみては。