• 健康でいてほしいから私は梅を贈ります

 

おかげさまで30周年

本日、3月18日は梅干し専門店うめ八八王子本店の開店記念日です。
しかも、今年で30年。30周年です。
30年前、まだ梅干しは買うものではなく、皆さんが自宅で漬けるものでした。
しかも、うめ八の梅干しは、30年前から和菓子やケーキくらいの単価でした。
今では結婚式の引き出物やバレンタインデーのプレゼントにまでお使いいただいていますが、
当時の常識では、ギフトとして受け入れていただくのもまだ難しい時代でした。

まっとうな栽培をしている生産者さんから仕入れ、丁寧に付け込んだ梅干しには、
梅を収穫するまでの手間暇や、漬け込むための技術などがかかっています。
それを適正な対価で販売しようとすると実は高価な商品になってしまう。
自然環境や伝統、技術を保全するために対価を払う、という感覚は30年前は
まだ希薄だったかもしれません。
私たち日本人が空気のように当然に吸って吐いている物の価値を見直す時代になってきました。
創業者である先代にそこまでの先見の明があったわけではないとおもいますが、
今では、梅干しは買うのが普通になりました。

企業30年寿命説というのを聞いたことがあります。
一つの業態は30年で使命を終えるそうです。
梅干し専門店うめ八はこの30年をなんとか続けてこられました。
一つの使命を全うして、また次の価値の創造へ進んでいきます。

今後とも、ご愛顧、ご指導、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

有限会社うめ八 取締役社長 小磯道夫

写真は、老舗のお手本、虎屋さんに特注した当店の梅干し入りの和菓子ケーキです。