代表的な季節の贈り物といえば、「お中元」と「お歳暮」です。
このうち、「お歳暮」については、大体12月中に贈るものということであまり悩まれる方はないようですが、
夏のご贈答については、お熨斗紙(お掛け紙)の種類に悩まれるお客様が多いようです。
夏のご贈答には、「お中元」「暑中見舞い」「残暑見舞い」の三つがあります。
暑中見舞いと残暑見舞いについては、「立秋」を境にして暑中見舞いから残暑見舞いにかわる、というのが一般的です。
立秋からは、暦の上では秋、ということになるので、「秋なのにまだ暑さが残る」という意味で残暑となるようです。
今年ですと8月7日が立秋、残暑見舞いはその翌日から処暑(今年は8月23日)までです。
では、お中元と暑中見舞いの境目は?となると、難しい問題です。
ご贈答に限ると、お中元が終わったら暑中見舞い、となることが多いようです。
そして、お中元の期間ですが、地方によって異なります。
それぞれの地域の慣例に合わせるのが一番ですが、大きく分類すると、
関東は7月のお盆までがお中元、それ以外の地域では、8月のお盆までお中元の熨斗を使う、というところが多いようです。
ですので、関東以外では、お中元の時期がすんだら暑中お見舞いでなく、残暑お見舞いを贈ることになりますが、お中元でなく暑中お見舞いを贈っても間違いということではありません。
ちなみに、目上の方に対しては、「暑中(残暑)お見舞い」ではなく、「暑中(残暑)お伺い」とした方がより丁寧な印象になります。
梅干し専門店うめ八では、季節のギフトをはじめ、ご贈答品全般に際してのお熨斗の種類のご相談も承っていますので、迷われたらお気軽にお問い合わせください。